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日本時間で朝5時からとか、、、なかなかシビレる時間帯の試合でしたが、頑張って早起きして観戦しましたよ。
UEFA ヨーロッパリーグ 32ラウンド、ポルトとの2ndレグです。

1stレグは2-0でドルトムントがホームで勝ちましたね。そのため、この2ndレグではポルトは3点差以上で勝たないとベスト16に勝ち残れないということになります。逆にドルトムントとしては、先制点を1点さえ奪ってしまえば非常に楽な展開に持ち込めるという試合でした。(ポルトは4点以上取らなきゃならないからです。それはかなりキツいですよね)
ドルトムントのスタメンは以下の通り。

こうやってメンバーの写真だけ見ると、負傷のソクラティスの代わりにベンダーが出てますが、ほぼリーグ前半戦のベストメンバーが揃っています。
しかし、フォーメーションを見ると以下のような 4-2-3-1で、前半戦に非常に攻撃的なサッカーを展開した4-3-3ではありませんでした。よって香川は、スタメンとは言え、前半戦で良いプレーを見せていた4-3-3の左インサイドハーフではなく、4-2-3-1のトップ下での出場となりました。

最近のトゥヘル監督の戦術では、左SBのシュメルツァーが攻撃時には一気に2列目まで上がって攻撃参加する(右SBは上がらずDFは3枚残す)というケースが増えてきているのですが、この試合でもやはり同じようにやっていましたね。特にこの試合ではロイスがオーバメヤンと並んで2トップとなり、3-2-3-2(極端なときは3-2-1-4)などという状態にも変形していました。
リーグ前半戦の4-3-3というフォーメーションのドルトムントのポゼッション・サッカーは非常に面白かったですが、それはファンタスティック4を中心とした攻撃陣の破壊力が凄まじかったからです。言ってみれば「1点取られたら、2点取り返す」「2点取られたら、3点取り返す」というようなスペクタクル感溢れるサッカーです。
しかしそれは裏を返せば、「イージーな失点もしていた」ということに他なりません。攻撃時には左右のSB(シュメルツァーとギンター)が容赦なく上がっていってじゃんじゃんクロスを上げたり、時には自らシュートを打ったりとイケイケどんどんやりたい放題でした。(あの、香川から右のギンターにダイアゴナルなパスを送り、それをギンターがゴール前に折り返してオーバメヤンが決める、といった前半戦の典型的なプレーもこの象徴です。)
もちろんそれは、ドン引きした相手を崩すためにそれだけの人手をかけて左右に揺さぶってゴールチャンスを戦略的に作り出す方法だったのですが、ちゃんと定位置にいるDFがCB2枚だけという大変恐ろしい状況を同時に作り出していたため、相手にボールを奪われて裏のスペースにボールを出された途端にドルトムントの守備が簡単に崩壊するという大きなリスクを孕んでいました。
後半戦になってトゥヘル監督はこれを修正してきました。いや、今現在 修正の途中だと言った方が良いかも知れません。ブンデスリーガ2位以上はほぼ確定している状況ですので、ドルトムントは来シーズンはCLに出場します。しかし、そのCLの舞台で大暴れするためには、爆発的な得点力はもちろん欲しいですが、それ以上に「簡単に失点して敗戦しない」という鉄壁のDFの存在が欠かせません。だからトゥヘル監督はDFを必ず3枚残す作戦に変更してきたのです。かと言って攻撃力も落としたくないので、どちらか片方のSBはしっかり上に上がり攻撃参加、さらに香川には前半戦のようなインサイドハーフでリンクマンをやってもらうのではなく、超攻撃的なトップ下(シャドーストライカー)としてゴールを決めるまたはゴールに直結する動きに特化するということを期待しているのだと思われます。

だから当然ロングボールも増えますし、前半戦のようなパスワークは余り期待出来ないので、香川もボールタッチ数は減りますし、余り足下へのボールを要求してはいけないと思います。そうではなくて、もっと裏に抜けるような動きや1人2人ぶち抜くようなドリブルを自ら仕掛けるような動き、そう、つまり香川自身が最初にドルトムントに来た時に披露していたようなメッシ的な危険な動きを復活させるべきなのではないかと思っています。(レヴァンドフスキのようなポストプレーが出来るFWがいないのが苦しいですが・・・)その辺は、ムヒタリアンやロイスとの新しい関係性・連動性を育てていけば良いのではないかと強く思うのであります。
香川真司は、今、新しい戦術に適応するのに時間がかかっていて、とても苦しんでいます。しかし、それは香川だけのことではなく、チーム全体での新しい挑戦なので、皆がみんな産みの苦しみを味わっているような状況です。ロイスだって調子出てませんし、カストロなんてベンチ外が続いちゃってましたし、ラモスなんて全く変化についていけてないですし、ギンターもヴァイグルも前半戦のような活躍が出来ずにいます。飄々としながらも何とか調子を維持出来ているのはムヒタリアンぐらいじゃないでしょうか。でも彼だって、トゥヘル監督になってから自己中心的なやり方を大分修正したりしてやっと復活することができて、必死で10番を背負っているんです。
今後、みんなのこの苦労が報われることを願ってやみません。全員で一皮むけることができたら、とてつもなく強いチームになるはずです。トゥヘル監督もドルトムントほどのレベルのチームを指導したことがないのですから、彼自身にとっても全てが新たな挑戦なのです。私、トミーは心から信頼して応援を続けていきたいと思っています。

試合の方は、23分にギュンドアンが中盤から持ち上がると、右サイドのムヒタリアンへパス。ムヒタリアンがファーサイドでフリーになっていたロイスへ絶妙なクロスを送ると、ロイスの鋭いボレーシュートがポルトのGKカシージャスに襲い掛かります。カシージャスはこのシュートはどうにか止めましたが、こぼれ球に反応したオーバメヤンがすかさずシュート。クロスバーをたたいたボールはカシージャスに当たってラインを越え、なんとオウンゴール。ドルトムントが先制点を挙げました。【ゴール動画】

その後、42分にはポルトが反撃。右サイドから大きく上がったクロスをバレラがヘディングで狙いましたが、ドルトムントのGKビュルキが見事な反応を見せ、窮地を救います。【ビュルキの見事な反応動画】
結局ドルトムントは、この虎の子の1点を守り切り、0-1の勝利をおさめました。凄いですね〜、何だかんだで、今年に入ってから1回も負け無しですよ!

こうして、ドルトムントはヨーロッパリーグのベスト16進出が決定しました!!
残った16チームは以下の通り。

いやはや、CLにも勝るとも劣らないビッグネームが揃ってますね!!
そうこうしている内に、ドルトムントの次の対戦相手が決まりました。トッテナムだそうです!!

う〜ん、香川のマンU時代を思い出しますね〜。決して勝てない相手ではないはずですが、(多分、今、プレミアで2位?!なので、)厳しい戦いになることは間違いないでしょう。
一方では、あのクロップのリヴァプールとファンハールのマンUがプレミア同士の潰し合いとなるようです。
その他、全対戦カードは下記の通り。
1回戦が3月10日、2回戦が3月17日だそうです。
・・・3月17日と言えば、、、何を隠そう香川真司選手と私トミーの誕生日!!
この際、バースデー弾とかバースデー・ハットトリックとか決めてくれないかなぁ〜、本当に楽しみです!!

次のブンデスリーガは、日曜日、ホームで現在17位のホッフェンハイムとの対戦です(29日午前1時30キックオフ)。
この後、バイエルンとの直接対決も控えておりますので、ホッフェンハイムのような下位チームとの対戦は決して取りこぼしのないようにきっちりと勝ち点を積み上げていってもらいたいものです。
それでは、また次戦。是非ともに祝杯をあげましょう!!


全く、おかしな試合でした。。。
ブンデスリーガ 第22節 アウェーでのレヴァークーゼン戦です。
首位バイエルンとの勝ち点差8を追う2位ドルトムントが、EL ポルト戦 1stレグからたったの中2日で、勝ち点差13離れた3位のレヴァークーゼンとどのようなメンバーでどのような戦いを見せるのか、非常に注目を集めておりました。

いざフタを開けてみると、この試合は沢山のサプライズで完全にしっちゃかめっちゃかな状態になり、結果的にはドルトムントがあざとく、運良く、しっかりと、勝ち切ったというものになりました。
まずはこのドルトムントのスタメン。。。驚きました。

先日のEL ポルト戦の直後のため、シュメルツァー、ロイス、ヴァイグル、香川がベンチスタート、復帰間もないシャヒンがベンチ外という点は想定の範囲内。(あと、カストロは余程トレーニングでの調子が悪いのでしょうね、ベンチ外です。)
で、前半戦は全く出番のなかったライトナー、トップチーム昇格間もないプリシッチが初めて揃ってスタメンとなりました。また、負傷離脱から戻ってきたばかりのベンダーがアンカーとして入りました。
そして、これまで右SBやボランチでプレーしてきたギンターが初めて右のインサイドハーフとして久々のスタメンです。
我々ドルトムントファンはただ単に驚くだけで済みますが、レヴァークーゼンのファンからしてみれば「随分とナメたスタメンじゃねーか!」と正直感じたのではないでしょうか。
まあ、実際には、前線にはオーバメヤンもムヒタリアンもいるし、DFはいつもとそんなに変わらないし、そんなにナメてる訳じゃないんですけどね。やっぱり中盤のメンバーに違和感が少しあるのかな。
ただ、このメンバーでもし勝ち切ることが出来れば、この後にも大事な連戦を控えているドルトムントとしてはターンオーバー的に本当に儲けものだし、若い選手達に強豪相手の実戦経験を積ませるという意味でも素晴らしいチャンスとなります。トゥヘル監督は本当に色々と深く考えてるんだと思いますよ。

かくして試合の前半は、盛んにプレスをかけてくるレヴァークーゼンに対し、それをいなしながらロングボールを多用するドルトムントというような図式で進んでいきましたが、両者とも攻撃の組み立ては思うように出来ていなかったようです。
後半に入ると、トゥヘル監督はプリシッチに代えてロイスを投入。
前半よりスペースをつくり出す動きが増え、ドルトムントが試合を支配するようになってきました。
しかし、試合前からの予想通り、お互いに非常に激しいタックルの応酬となり、DFのソクラティス(パパ)もこんなに熱くなる場面があったりしました。

ほとんどヤンキーの喧嘩です。。。
しかし総じて、ドルトムントのDF陣は非常に安定した強い守備を見せ、我々ファンにとっても今後の連戦に向けての大きな安心材料を提供してくれました。
さて、この後、試合は驚くべき展開を見せます。
64分過ぎ、ドルトムントのゴールから約30m付近でレヴァークーゼンのキースリンクによるベンダーへのファウルによってFKを得ます。これをギンターが素早くリスタート。

ロイスが一気に前方へボールを運び、左サイドへ展開。これを受けたドゥルムがすかさずゴール前に横パスを入れ、オーバメヤンが落ち着いてこれを押し込み、ついにスコアを1-0とします!!(オーバメヤンはこれで今季21ゴール!!)
【ゴール動画】


ところが、このキースリンクのファウルとした判定やギンターのリスタートの位置が大分前にズレていたことでレヴァークーゼン側が猛抗議をします。キースリンクは主審に詰め寄り、執拗に異議を唱えました。
この抗議により主審はレヴァークーゼンのロジャー・シュミット監督に退席を命じましたが、シュミット監督がこれに応じなかったため主審は試合の中断を宣告し、両チームの選手にピッチを引き上げるよう指示。なんと自ら真っ先にピッチを離れてしまいました。
まさかの試合中断。両チームの選手達も、観戦していたドイツ代表レーヴ監督もみな唖然。ロイスなんかも思わず笑っちゃってます。。。【激おこ主審引き上げの動画】


約9分後、シュミット監督が退席処分を受け入れたようで、審判団と選手はピッチに戻ってようやく試合再開となりました。
いや〜、ホントに、こんなの初めて見ました。でもドルトムント勝ってるし、結果的には没収試合にならなくて良かったです。
※77分にパパが倒れ込みました。後のニュースによると内転筋の損傷で約3週間の離脱だそうです。交代したスボティッチは高いパフォーマンスを見せましたが、やはりパパのことはとても心配です。
で、結局、試合は1-0のままタイムアップを迎えましたが、なんとも後味の悪い試合となってしまいました。
しかし、どんな試合であれ、ドルトムントはきっちりと勝ち切り、これで2連勝。(香川真司は出場無し。)
首位バイエルンとの勝ち点差8をキープ。レヴァークーゼンとは勝ち点差16となり、そのレヴァークーゼンを抜いて3位に浮上したヘルタ・ベルリンとの勝ち点差を15にまで拡げました。


後半戦に入ってから、色々なメンバー構成や戦術を試しているトゥヘル監督。今回の勝利は運も味方しましたが、今後の連戦のことを考えると、やはり主力を温存した上で強敵に勝ち切れたというのは非常に大きいです。
次の試合は、2月26日 EL ラウンド32 ポルトとの2ndレグです。1stレグでの2-0というアドバンテージがありますが、やはり2ndレグでも自分たちが先制しそこにさらに1点追加していくという攻めの姿勢が大切になってくると思います。是非とも香川選手には出場してもらって決定的な仕事を成し遂げてもらいたいと思います!!


CL ラウンド32 ポルト戦 1stレグはホームのドルトムントが2-0の快勝!!
色々な意味でかなり興味深く、嬉しい勝利でした!!
何が嬉しいって、そりゃあもう、この人の復活ですよ!!

ヌリ・シャヒンです。
トゥヘル采配恐るべし!!まさかまだ出場出来るとは思っていなかったので、本当にビックリしました!!
2015年2月28日のシャルケ戦以来、実に355日ぶりのピッチ復帰です。
この日はギュンドアンが体調不良で出場しないことが事前に分かっていましたが、今回のようにシャヒンが出てくれるようになるのであれば何の心配もありませんよね。本当にとても心強いです。


スタメンは上の通り。シャヒンはヴァイグルとのダブルボランチ。その前には香川がトップ下としてバッチリ先発出場です。
フォーメーションは4-2-3-1を基本としていましたが、攻撃時には左SBのシュメルツァーがグーっと前に出てきて2列目に並ぶ3-2-4-1といった変則型も試していたように思われます。
シャヒンがいるとしっかりと守備をしてくれたり左右にボールを捌いてくれたりするので、香川がわざわざ下がっていく必要がなくなるため、いつもの4-3-3におけるインサイドハーフと違って、今回のような4-2-3-1のトップ下としてより前線で攻撃に参加することが出来るという大きなメリットがありますよね。
さて、試合の方は、本当に久し振りに心からワクワク、ドキドキする まさに「ドルトムントらしい」連携とスピード感を魅せてくれて最高に興奮しました!!もしかすると、これもシャヒン効果なのかもしれませんね。
ドルトムントは立ち上がりから「らしい」連携とスピード感でゲームを支配。開始後わずか6分に先制点を奪います。
CKのチャンスで香川とのワンツーで抜け出したムヒタリアンが絶妙のクロス。これにピシュチェクがドンピシャで合わせ、最初のシュートを相手GKカシージャスに止められながらも、そのリバウンドをすかさず頭で押し込みました!!【ゴール動画】


オーバの髪型すげえ・・・(こっち側は背番号の17、反対側は☆が3つw)
この後もドルトムントは主導権を手放さずに試合を運びました。
・・・ポルトってこんなに弱かったっけ?
・・・いや、きっとドルトムントがそれだけ強かったんだ、と思います。
ごく稀にポルトにボールを奪われるシーンもあったのですが、ドルトムントの守備陣は物凄い安定感を保っており、見ていて不安を感じることは全くと言って良いほどありませんでした。
後半に入り、57分。シャヒンがライトナーとの交代で下がると、スタンドからは温かいスタンディングオベーションが贈られました。いや〜、本当に素晴らしい!!
さあ、そして、71分。ゴール前の香川が巧みなドリブルで相手DF2人をかわし、ムヒタリアンへパス。その折り返しからロイスが見事に2-0としました!!【ゴール動画】

終始 非常に気持ちの入った素晴らしいプレーを魅せてくれていた香川真司は、ゴールやアシストなどの成績はつかないものの上述の2得点には全て絡んでおりました。(試合後のインタビューによるとゴールに絡んだ実感が本人的にもかなり強く、今後の自身に繋がるとの感触だったようです。)
ただ、85分には非常に美しいながらも惜し〜いシーンがありました。香川が上げた渾身のクロスからムヒタリアンが放った強烈なヘディングシュートは残念ながらポストに阻まれてしまいました。【アシスト未遂動画】

総合的に言って、非常に満足感が高く、今後に期待の持てる素晴らしい選手達のパフォーマンス、そしてトゥヘル監督の采配でした!!
ここのところ、香川のベンチ外問題などでやたらと心配され騒がれていたドルトムントではありましたが、私トミーは、何か、やっと、トゥヘル監督が後半戦に入ってこれから何をやろうとしているのかが少しだけ分かってきたような気がします。
トゥヘルが監督に就任して最初に迎えたブンデスリーガ前半戦においては、これまでクロップ監督によって植え付けられてきたゲーゲンプレッシングを主体とする電光石火のカウンターサッカーの良さを残しながらも、トゥヘルがリスペクトする現バイエルン監督グアルディオラ(通称:ペップ)のバイエルン時代のポゼッションサッカーを新たに植え付けるという挑戦をしてきたのだと思います。そしてそれは前半戦折り返し時点までに物凄い勝率での単独2位という見事な実績、そして「前半戦得点王オーバメヤン」や「ファンタスティック4」を始めとする新しい「華」を生み出してきました。

しかし、後半戦を迎えるにあたってトゥヘル監督は前半戦とは全く別物と言うか「1枚上のコンセプト」を押し出してきたように思います。それは前半戦にポゼッションサッカーを身につけることが出来たからこそ迎えることができた次のステップなのでしょう。
対戦相手の特長によって、非常に柔軟に戦い方を変化させる、つまり相手のストロングポイントやウイークポイントそして戦況に併せてベンチメンバーや出場選手を驚くような組み合わせで選んだり、フォーメーションを4-3-3、4-2-3-1、3-2-4-1などと動的に変化させたり、といった具合のめちゃくちゃ柔軟で予測不可能なやり方です。
もちろん、香川のベンチ外問題もこの一環でしょうし、プリシッチやライトナーなどの若手の抜擢、ドゥルムのウイングでの起用、ギンターの右SB起用を中止→アンカー起用開始などなど、決してトゥヘル監督は前半戦での各選手の活躍を忘れてご乱心している訳ではなく、余りにも強すぎるバイエルンの牙城を本当の意味で崩すことの出来る新時代のドルトムントを作り上げようと本気で取り組んでいるのではないでしょうか?バイエルンをやっつけるためには、ペップと同じことをしていてはダメな訳です。さらにその上を行かないと!!
そういう意味では、香川のベンチ外問題の本質は、「トゥヘル監督が、香川に対し攻撃陣の要としてより動的で高いレベルのパフォーマンスを実現することを求めている」ということなのではないでしょうか。
前半戦で上手くいっていたからと言って、それと同じことを後半戦も続けていてはダメなんです。きっとそのことが分かっていなかった、またはプレーで示せていなかったからベンチからも外されたんです、香川は。
もちろん、他の選手も皆、同じ条件です。それが証拠に、今回の試合ではカストロがパフォーマンスの問題でベンチ外でした。

多分、多分ですが、トゥヘル監督は、とてつもなくドデカイことを成し遂げようとしています!!
そしてそのことを、香川を始めとしたドルトムントのメンバー全員が理解し、自分達の力で何とか形にしようと、この後半戦からしっかりと歩み始めています。
何か、今回のポルト戦でその一片が垣間見えたように思います。
さあ、次は2月21日(日)23:30キックオフのブンデスリーガ第22節 レヴァークーゼン戦です。
私トミーは、これからは、誰がスタメンだのベンチ外だのといったちょっとしたことで一喜一憂するのは止めます!!
もっと大きな心で、トゥヘル監督とドルトムントメンバーによる壮大なチャレンジを全身全霊をかけて応援していきたいと思います!!


ブンデスリーガ第21節 ハノーファー戦、57分のムヒタリアンのゴールで1-0と辛勝しました。

そして、心配されていた香川真司は久し振りにスタメンに復帰、フル出場を果たしました。

スタメンはこんな感じ。ムヒタリアンとカストロは左右が逆な気がしますが、試合中ある程度流動的に入れ替わっていたかもしれませんね。
DFBポカールのシュツットガルト戦で足に打撲を負ったオーバメヤンは欠場。代わりにロイスがCFに入りました。

試合をご覧になっていた方はお分かりだと思いますが、ドルトムントはほぼ全員の連携が悪く、ボールが足についておらず、パスミスを連発、カストロは完全に消えていましたし、ギュンドアンは肝心な場面でのボールロストが目立ちました。
まぁ、それ以上にこのところずっと勝てていないハノーファーの動きが悪かったお陰で、ドルトムントのパフォーマンスの悪さが試合結果に直結しなかったというのが実際のところですかね。
57分にムヒタリアンのほぼほぼ個人プレーによるミドルシュートが見事に決まり1-0。結局このスコアのまま試合終了となりました。【ゴール動画】

それにしてもトゥヘル監督は後半戦に入ってから本当に色々と戦術を試しているようですね。
ドゥルム、ギンター、プリシッチの使い方はもちろんのこと、この試合ではスボティッチが久し振りにスタメンからのフル出場を果たしています。
今後復帰してくるシャヒンのことも含め、香川真司のこのところのスタメン落ちやベンチ外の件はやはりこのトゥヘル監督の戦術面での試行錯誤が少なからず影響していると言い切ることが出来るかも知れません。
とは言え、せっかくのスタメン復帰を果たした香川真司ですが、この試合でのキレはかなり悪く、試合勘の欠如からか大事な場面での判断も大きく鈍っているような印象を受けました。本来であればこのチャンスを活かして大活躍しスタメンに定着を狙えるところだったのですが、これは本当にもったいないですよね。
特に86分の場面、トゥヘル監督から "Shinji, Save the ball now!!" って結構激しく怒鳴られてましたね。【激おこトゥヘル監督の動画】
監督の戦術うんぬんももちろんありますが、香川自身の身体のキレや判断力もやはり決して良くはないということが見て取れます。これ、どう考えても右に向きを変える必要はないですよね。自分から相手にぶつかりに行ってしまっています。トゥヘル監督が言うように、この場面ではかなり良い位置でパスを受けているので絶対にこんなに簡単にボールロストしてはいけないです。

今後、ELのポルト戦が2月19日、そしてブンデスリーガ第22節レヴァークーゼン戦が2月21日に控えていますが、今回のパフォーマンスの悪さを受けてまたスタメンに入れない(またはベンチ外)可能性があるでしょうね。
しかし、そういうことでいちいち凹んでいてはドルトムントクラスのクラブの主力選手で居続けることは出来ません。こういう壁にこそ立ち向かい、悩み苦しんで、ぶち破っていかなければならないのです。
チームメイトからも、サポーターからも、ドイツ中からも愛されまくっているのですから、安心して腰を据えて思う存分戦っていって欲しいと思います。
私、トミーはドルトムントというチームと香川真司という選手の両方が本当に心の底から大好きです。だからこそ気長に厳しい目で見守っていきたいと思っております。
ところで、今回の試合の裏MOMとの呼び声が高い『スタンドで観戦中:オーバメヤンの白鳥姿』と『めっちゃ美人のドイツ人モデルさんとの交際を認めた色男ロイス』の写真を貼って、明るく記事を終了したいと思います。

さすが得点王はセンスが違うw

まさに美男美女カップル!!これは美しい。。。
P.S.
ACミランの本田選手、ジェノア戦で1G1Aの大活躍だったようですね!!見事なミドルシュート。おめでとうございます!!


先日のブンデスリーガ第20節 ヘルタ・ベルリン戦から今週のドルトムントは何かと大荒れでした。
レヴァークーゼンとスコアレスで引き分けた首位バイエルン・ミュンヘンとの勝ち点差を一気に縮めることが出来るかもしれなかったこの大一番で2位のドルトムントは非常に不甲斐ない試合で3位のヘルタとスコアレスドローに終わり、大きな、大きなチャンスを逃しました。
しかも前半戦の大殊勲選手である香川真司をベンチ外にするというトゥヘル監督の決断はドイツでも日本でもまたその他の国々でも大きな波紋を呼び、この数日後のDFBポカール準々決勝シュツットガルト戦においてどのような変化や改善が見られるのかが非常に注目されておりました。

結果的には、ドルトムントは非常に特殊かつ流動的なフォーメーションと選手起用により、最近絶好調のシュツットガルトの高速カウンター攻撃を封じ込めながら、見事に3-1という結果で勝利を手にしたのです。注目の香川真司は87分に仲良しギュンドアンとの交代での出場となりました。(あ、あと、シュツットガルトは元ドルトムントのランゲラクとグロスクロイツがフル出場で活躍しており、「ドルトムント同窓会」さながらの様相を呈していましたwww)

一応フォーメーションについて解説してきますと、言ってみれば、基本になっていたのはいわゆる0トップ気味の4-1-2-3ですね。DFは左からシュメルツァー、フンメルス、ソクラティス、ピシュチェクの4人。そしてその前にアンカー的にギンター。2列目は左からムヒタリアン、ギュンドアン。そして前線は左から、なんとドゥルム(?!)、ロイス、オーバメヤンという陣容だったように思います。また前線の3人は前後半ともに頻繁に流動的に入れ替わっていたように見えました。
シュツットガルトの高速カウンター攻撃への対策として、いつものような左右のSBの極端な上がりはなるべく減らし、その代わりにドゥルムやロイスが両サイドに大きく開きボールを受けると同時に中央側をムヒタリアンやギュンドアンがスルスルっと前に上がってくるというような動き、またはその逆にムヒタリアンやギュンドアンがボールを持った時にドゥルムやロイスやオーバメヤンが上がっていくというような「1列目と2列目が追い越し合う動き」が連続して行われているように見えました。
前半戦のメンバー固定の4-3-3は既に相手チームから対策されていますし、左右のSBが攻撃参加のためにかなり上がるスタイルのため圧倒的な得点力はあるもののその反面簡単に裏を取られてカウンターを食らうという欠点も露呈していました。
そのため、トゥヘル監督なりに色々と戦術を試しているようです。ただ、やはりこの新しいスタイルだと細かいパスを繋いで相手の守備をこじ開けるタイプの香川やヴァイグルは適応しにくいのかもしれませんね。
さて、ゴールはこんな感じ。オーバメヤンは全ゴールに絡んでます。
1-0 ロイス(5分 アシスト:オーバメヤン)【ゴール動画】

1-1 ルップ(21分)【ゴール動画】
2-1 オーバメヤン(31分 アシスト:ロイス)【ゴール動画】

3-1 ムヒタリアン(89分 アシスト:オーバメヤン)【ゴール動画】

で、肝心の香川の件ですが、、、
余りにも騒ぎが大きくなってしまったため、急遽トゥヘル監督がヘルタ戦で香川をベンチ外にした理由を記者会見で説明すると言うようなおかしな流れになったりしました。しかもこの説明がまた、パクと香川を並列にして比べるような誤解を招き易い説明であったために、余計火に油を注いでしまったような状況になってしまいました。
そのため、ちょっと今回の件では、せっかくのファンやサポーターの中から「反トゥヘル派」を自ら産み出してしまったような形となり、トゥヘル監督は正直ミスりましたね。
でも逆に、香川がいかにドルトムントファンから愛されているか、これまでの彼の実績・貢献がいかに偉大なものであるかを改めて浮き彫りにした出来事だったという受け止め方も出来なくはないですよね。誤解を恐れずに敢えて言えば、「たかが1試合ベンチ外になっただけで世界中がこれだけ大騒ぎして監督を糾弾する」って凄いことですよ。しかも日本人選手ですよ!!
とりあえず、まずは、このシュツットガルト戦での香川の表情を見てみようじゃないですか。

ロイスのゴール後

試合後にグロクロ兄さんとハグw
どうです?結構穏やかで明るい表情してるじゃないですか。
大丈夫ですよ、香川は。
では、続けて、この短い出場時間で香川がいかに素晴らしいパフォーマンスを魅せたか、振り返ってみましょう。
【出場後わずか30秒で魅せた小さな魔法の動画】

どうですか!!非常に見事なサイドチェンジとアシスト未遂ですよね!!香川が入った途端にチーム全体のパスのまわり方が活性化しました。
絶対に香川は大丈夫です。
トゥヘル監督は今、色々と試していますが、長い後半戦の間に必ずやもう一度香川は大復活を遂げてくれるはずです!!
誰が何と言おうと、私、トミーは「香川真司が活躍しているドルトムントが一番好き」なのであります!!
「トゥヘル監督は無能」とか「香川は来夏にプレミアかスペインに移籍しろ」とか過激な意見も出ていますが、私はあせらずトゥヘル監督と香川の大復活を信じて待ちますので、皆さんもよろしければご一緒に変わらぬ応援をお願いします!!



一体、何がどうしたと言うのでしょう???
非常に大切な上位決戦、ブンデスリーガ第20節 ヘルタ・ベルリン(3位) 対 ボルシア・ドルトムント(2位)はスコアレスドローに終わりました。

まるで何か悪い夢を見ているようでした。
こんなの、自分の大好きなドルトムントの試合じゃない。
オーバも、ロイスも、ムヒタリアンも、ギュンドアンも、ヴァイグルも、チーム全体が非常に低調なパフォーマンス。
全くワクワクしない試合。
まるで試合を捨てたかのようなトゥヘル監督の謎采配(謎選手交代)。

そして、他の何よりも、、、試合前にはドルトムント公式サイトの予想スタメンに名前が出ていた香川真司、まさかのベンチ外。
スタメンかどうかについては、もともとカストロとの序列論争もありましたので、もしかしたら香川ではなくカストロがファーストチョイスになるかもしれないという覚悟はしていましたが、まさか、まさかですよ、香川がベンチ外になってしまうとは完全に想定外でした。
<実際のスタメン>

試合直前のインタビューでトゥヘル監督は「香川よりもライトナーを優先させた。香川は病気でも怪我でもなく、ライトナーの方が良かったから選んだ。」と語ったそうです。
余程 ここ数日のトレーニングでのパフォーマンスが良くなかったのか?
前節のインゴルシュタット戦での動きは決して良くなかったですが、それは他の選手についても同じこと。香川だけが取りたてて悪かった訳ではなく、むしろ他の選手よりは積極的な姿勢が見て取れました。
香川よりも優先させたというライトナーも結局試合には出場しませんでしたし。
それとも、ここ数日に何かトラブルが発生して、香川とトゥヘル監督の間に確執が生まれたのか?!
正直、香川に対してこのような扱いをするトゥヘル監督の真意が分かりません。

この試合、何故かドルトムントの招待であのモウリーニョがヴァツケCEOの横で観戦していたようです。
モウリーニョと言えば、来シーズンのマンチェスター・ユナイテッド監督に就任するのではないかと今盛んに噂されている人物です。

一体、何のために、誰のプレーを見に、彼はここに来ていたのでしょう?!
もしや、もしやですが、、、
トゥヘル監督の冷たい扱いと併せて考えると、、、
来夏、マンU 香川真司 復活?!

う〜〜〜ん、一体これからどうなっていってしまうのでしょうか???
前半戦までの新生ドルトムントと香川真司、本当にレベル高くてワクワクして楽しませてもらったんだけどなぁ〜。
この分だと今期のリーグ優勝はともかく、来期のチャンピオンズリーグ出場権獲得はほぼ間違いないだろうし。
ま、今日は非常に残念な気持ちになりましたが、とりあえずここは少し落ち着いて、次の試合 DFBポカール シュツットガルト戦(日本時間2月10日 4:30キックオフ)がどうなるか様子を見てみることにしますか。
元気にスタメンで出てきてくれると良いなぁ〜


ブンデスリーガ第19節 ボルシア・ドルトムント 対 FCインゴルシュタットは、ホームのドルトムントがオーバメヤンの2得点(ドッペルパック)により辛勝しました。

なんと、U23の日韓戦とほぼ同時刻のキックオフであったため、2台のテレビであっち見たりこっち見たりして大変でした。。。(U23日本代表、優勝おめでとうございます!!いや〜本当にしびれる試合でした!!)
で、ドルトムントなんですが、、、
上記の通り、2-0で勝つには勝ったんですが、とても「???」なスタメン、そして「???」な選手交代でした。
あ、あと、この試合のMOMは、とてもドルトムント寄りの不思議な判定をしてくれた審判でしょうねw
<スタメンと選手交代>
フォーメーションは4-2-3-1、または4-3-3
(香川は臨機応変にトップ下のようにも、左インサイドハーフのようにも動いていました)
GK:ビュルキ
DF:ピシュチェク、ソクラティス、フンメルス、ドゥルム
MF:バイグル(55分 カストロ);ギンター、香川(55分 ライトナー)
FW:ラモス(68分 プリシッチ)、オーバメヤン、ムヒタリアン

試合前からロイスとギュンドアン、そしてシュメルツァーが体調不良または故障のためベンチ外という情報は出ていましたので、香川がスタメンに復帰するであろうことは想像していたのですが、まさかの右FWラモス。ここはどう考えてもカストロが自然でしょう。この試合、ラモスは守備への貢献はあったものの、攻撃においてはボールが全く足についておらず正直チーム全体の足かせになっていました。

また、55分に香川がライトナーと交代することになった時、世界中のドルサポが「???」ってなったはずです。
前半最もチャンスメークに絡んでいたのは香川でしたし、ラモスとヴァイグルの調子が悪く右サイドからの攻撃の組み立てがぐちゃぐちゃになっていましたので、ここはどう考えてもラモスをカストロに代えて香川と共存させるべきだったと思われます。
・・・ん〜〜〜
香川ちょっとかわいそうだし、トゥヘル監督の今回の采配はかなり謎です。
香川とカストロの序列論争はそもそもナンセンスですし、むしろこの2人は相性悪くないし、是非共存させるべきだとトミーは思っています。
それから、フンメルスの <<この場面>>、どうひいき目に見ても相手のファールではなくオウンゴールでしたし、

オーバメヤンの1点目は完全にオフサイドですしね。

こういう試合もあるんですね。何故かドルトムント寄りの審判の判定のお陰で勝ち点3を手にしました。
本来の試合内容的には、フンメルスのオウンゴールのことを考えると、0-1で負けていたか、若しくは1-1のドローだったかと思われます。
今回の試合では、ドゥルムの左SBフル出場という完全復帰、そしてライトナーとプリシッチの出場という好材料もありましたが、全体的にはどうも「腑に落ちない」感じのネガティブな印象を残すことになりました。
個人的には、ギュンドアンの不在がここまでの影響を及ぼしていると思われてなりません。何だかんだでギュンドアンの存在は大きいですよ。ドルトムントの司令塔は、香川でもヴァイグルでもなく、ギュンドアンです。
ま、とりあえず、全ゴールシーンの動画を並べます。
1-0:オーバメヤン(77分 アシスト:ピシュチェク)【ゴール動画】

2-0:オーバメヤン(86分 アシスト:カストロ)【ゴール動画】

この後、ドルトムントはアウェー2連戦に望みます。
来週土曜日はブンデスリーガ第20節 ヘルタBSCと対戦(日本時間2月6日23時30分キックオフ)。
さらに翌週火曜日のDFBポカール準々決勝ではVfBシュツットガルトとの対戦です(同2月10日午前4時30分キックオフ)。
そしてそのアウェー2連戦の後の次のホームゲームは、ブンデスリーガ第21節 2月13日のハノーファー戦です(日本時間2月13日 23時30分キックオフ)。

この冬の移籍市場では特に補強は行われないことがほぼ確定していますが、現有戦力をどのように活用していくのか、トゥヘル監督の真意はいかなるものなのか、そして何よりも我らが香川真司は一体どうなってしまうのか、ハラハラして目が離せなくなってきました。
香川、シンジてるぞ!!
